九旬

 

春、味、香り、一瞬の旬。
朝掘り極上、合馬たけのこ。

生産者: 合馬農園 喜代原信也さん(きよはらしんや)


農家の思い

北九州の小倉南、合馬(おうま)。日本有数の竹林が広がる高級たけのこの産地です。
たけのこは、鮮度が命。だから喜代原さんは、朝堀りたけのこ。掘ったその日に発送し、遅くとも収穫の翌日到着を心がけています。

 

 

宅配業者にもこだわりました。在宅確認までするという徹底ぶりです。鮮度が良いものを、届けたいから。もと大手百貨店に勤務していた喜代原さん。売り場を担当したあと、東京の市場調査も体験しました。
良いものを見て、目が肥えました。いつか自分で何かを作りたいという思いが生まれました。
たけのこ農家を始めたのは、2018年。試行錯誤の連続です。

 

 

育成方法

合馬の土は、粘土質の赤土。保湿力が高く、酸性なため、白く美しいたけのこが育ちます。
合馬たけのこたらしめるのはずばり、客土(きゃくど)と伐竹(ばっちく)の工程。

 

 

客土は、入れ土。土で地表を覆って光を遮り、水分を保つ効果があります。
伐竹は、竹の間伐。成長を促すため、竹を間引き、一定の間隔を保ちます。
竹は成長がはやいため、気が抜けません。合馬たけのこ、旬は3月半ばから4月末です。

 

 

見分け方

先端の筆先のような部分を、トンボといいます。黄色いトンボは、鮮度がいい証拠。
若いたけのこは、皮の色艶がよく、薄い茶色をしています。独特のエグみはありません。
切り口のより白く、みずみずしいもの、ずっしりと重みのあるものが良い。手にとって、選んでください。

 

 

食べ方

合馬たけのこ、アク抜きは、水で茹でるだけでいい。鮮度がよいからできることです。
気になる人は、糠、唐辛子を加えて、一緒に茹でてください。

 

 

おすすめは、たけのこの刺身。茹でて、スライスして食べるのが、喜代原さんのイチオシ。刺身醤油とよくあいます。天ぷらにして、お塩で食べるのもいい。地元の人は、煮物にしてから天ぷらにするそうです。

 




基本データ

販売は百貨店、直売所。また京都、大阪の料亭へ出荷。合馬たけのこは2004年、内閣総理大臣賞(農林水産祭)、農林水産大臣賞(全国林業経営推奨行事)を受賞。竹の種は孟宗竹。香り、味、歯ごたえがよく、ビタミン、繊維質を豊富に含む。刺身のほか、木の芽和え、煮付け、炊き込みご飯が人気。


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