九旬

 

ギフト読本
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てみやげ

てみやげの相場や、オススメギフト、のしの書き方

実家や義実家、取引先、友人など、家やオフィスにお邪魔する際には、てみやげが必須です。気心知れた相手ならば堅苦しいマナーなどは必要ないかもしれませんが(親しき中にも礼儀あり、ではありますが)、取引先や義実家などで恥をかかぬよう、最低限のマナーは気にとめておくことが大切です。

てみやげの相場
実家や義実家、友人など、親しい間柄であれば2千円程度でよいでしょう。あまり高額すぎるとかえって気を使わせてしまうものです。取引先など相手がオフィスである場合は、訪問先の部署の人数などを把握したうえで、3千円~5千円程度で探すとよいでしょう。
てみやげにオススメのギフト
実家や義実家、友人などであれば、好みも把握しているかと思いますので、相手の好みに合わせたものから選びます。わからない場合は日持ちのするものや、よく知られているものや人気のもの、あなた自身の出身地の銘菓などがよろこばれますし、そこから話題が広がるのでオススメです。相手が取引先の場合は、みなさんでわけて食べていただけるよう、個包装になっているものを選びます。

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てみやげでのしの書き方
単純なてみやげの場合基本的にのしは必要ありませんが、あらたまった場である場合、引越し祝い、お見舞い、お中元・お歳暮を訪問して渡す場合などには必要です。

表書きは「御挨拶(御祝/御見舞/御中元/御歳暮)」、水引は紅白の蝶結び(花結び)を選びます。これは、結婚祝い以外の慶事全般につかえます。水引の下に、贈り主であるあなたの名前を書きましょう。連名で送る場合は、立場が上の順に右から記載します。夫婦で贈る場合など、苗字が同じ場合は、二人目は名前のみで構いません。人数が4人を超える場合は、「○○一同」とします。立場が上の方を含む場合は、その方の名前と「○○一同」を併記します。

リボンをかける場合は、のしは必要ありません。メッセージカードなどを添え、贈り主の名前を記載しておきましょう。
てみやげの渡し方
宅配便などで送るものではなく、直接手渡しするてみやげでは、ふるまいに気を付けたいもの。風呂敷や状態のよい紙袋に入れてお持ちしましょう。部屋などに通され、あいさつが終わったのち、相手にお渡しします。通されたお部屋が和室なら、座った状態で紙袋や風呂敷から取り出し、お渡しします。洋室の場合は、着席する前にお渡しするとスマートです。

お渡しするときには、内容物と「よろしければ、みなさんで召し上がってください」とひとこと添えます。その際、「○○県の名産品で」「この季節にしか出ないもので」等、そのてみやげを選んだ理由など述べられると、その後の話題にもなりオススメです。ただし取引先に謝罪に伺う際のてみやげであるならば、「よろしければお納めください」と控えめにお渡しします。

相手の慶事をよろこび、相手をうやまうからこそお渡しするギフト。最低限のマナーを守りつつ、あなたらしくお贈りできるとよいですね。