九旬

 

天領日田で愛され続ける、老舗店の虹色ラムネ

生産者:まるはら 原 絵美さん(はら えみ)

目次
1 1889年から続く老舗店
2 虹色ラムネ誕生のきっかけ
3 天然素材にこだわった、虹色ラムネ
4 ラムネづくりを間近で見ることができる、まるはらの工場
5 変わらぬ想いを未来へ

1889年から続く老舗店

原次郎左衛門

大分県日田市。筑後川の源流が流れる、水の恵みに育まれたこの地で、1889年から味噌・醤油・清涼飲料水づくりを続けてきた合名会社まるはら。

 

屋号である「まるはら」とともに受け継がれてきたのが、当主の名「次郎左衛門」です。現在の当主は、先祖から続くその名を受け継ぎ、平成7年より正式に「次郎左衛門」を名乗っています。

 

虹色ラムネ誕生のきっかけ

虹色ラムネ

醤油は、仕込みから発酵・熟成を経て完成するまでに、半年から1年ほどの時間がかかります。そのあいだに当時日本で流行していたラムネをつくりました。老舗の味を守り続ける一方で、その時代に求められるものを柔軟に取り入れる。虹色ラムネには、そんなまるはらの商いの知恵と挑戦の歴史が込められています。

 

天然素材にこだわった、虹色ラムネ

8種の虹色ラムネ

虹色ラムネの一番の特徴は、花や野菜から抽出した天然の色素を使用している点です。天然素材ならではのやさしい色合いはとても自然で、まるでラムネ瓶そのものに色がついているようにも見えます。

 

また、太陽や電気の光に長く当たり続けると、少しずつ色が薄れていくのも特徴のひとつ。空に浮かぶ虹も、同様に光の中で淡く消えていきます。そんな儚く美しい色の変化から、「虹色ラムネ」と名付けられました。

 

中でも人気なのは、鮮やかな色合いが目を引くグレープ。見た目の美しさから、手に取る方も多いそうです。そして、原様のおすすめはレモン。暑い夏にぴったりの、さっぱりとした爽やかな味わいが魅力です。

 

ラムネづくりを間近で見ることができる、まるはらの工場

ラムネ製造工場

まるはらのラムネ製造工場には大きな窓があり、そこからラムネがつくられている様子を見学できるようになっています。

 

工場を見学できるようにしたのは、観光で訪れるお客様により楽しんでほしいという想いから。そして、ラムネは製造ラインを含めたものづくりの現場そのものが面白く、その様子をぜひ見てほしいと考えたからだそうです。製造の様子は幅広い世代に人気で、小学生が自由研究のために訪れることもあるのだとか。

 

ラムネといえば、瓶の中に入ったビー玉。では、あのビー玉でどのように蓋をしているのかご存じでしょうか。

 

実はラムネは、機械で瓶を一度逆さまにし、中に含まれる炭酸のガス圧を利用して、内側からビー玉を押し上げることで蓋をしています。その様子を間近で見学できるのも、まるはらの工場ならではの魅力です。さらに、その原理を利用すると、飲みかけのラムネを逆さまにして、ビー玉でもう一度蓋をすることもできます。

 

変わらぬ想いを未来へ

ラムネの一番の楽しみは、栓を開ける瞬間にあるのかもしれません。インタビューでは、お祭りなどのイベントや、ご家族・ご親戚が集まる場面で、虹色ラムネを楽しんでほしいと語ってくださいました。

 

1889年の創業以来、127年の歴史を重ねてきたまるはら。これからも、お客様への想いを大切にしながら、受け継がれてきた味とものづくりを未来へつないでいきます。





基本データ

大分県日田市に店舗を構えるまるはら。 日田市内の企業で会社設立が一番古い老舗店で、昔から地域で愛され続けています。
公式HP:http://www.soysauce.co.jp/