
職人仕上げの一枚。熊本発・手作りポテトチップス専門店
生産者: Comida de Batata(コミーダ・デ・バタタ)
田村直人さん(たむらなおと)
素材と製法にこだわりぬく専門店

熊本県菊池市に店舗を構える「コミーダ・デ・バタタ」。
国産ジャガイモと米油を使った手作りポテトチップスの専門店です。素材本来の自然な味わいと軽やかな食感、さらに30種類以上の多彩なフレーバーも魅力のひとつ。ジャガイモ本来の美味しさを引き出すため、製法にも徹底してこだわっています。
お子様からご年配の方まで幅広い世代に親しまれ、熊本から全国各地にファンが広がっています。
「九旬号」で取材訪問しました

「九旬号」は、九州の生産者と全国を繋ぐキッチンカーです。生産者を訪れ、九州の土地の魅力や生産者の想い、商品の魅力を取材し、全国へ発信します。

今回は「コミーダ・デ・バタタ」代表の田村直人さんに、素材へのこだわりや独自の製法、そして多彩なフレーバーで愛されるポテトチップスづくりの魅力についてお話を伺いました。
こだわりが生む、独自の味わい

コミーダ・デ・バタタのポテトチップスは、厳選した国産ジャガイモを良質な米油で揚げた、職人手作りの一品です。
米油を使うことで後味が軽く、ジャガイモとフレーバーの味を存分に楽しめます。さらに、独自の低温熟成製法によって厚みがあっても固すぎず、口の中でほろほろとほどけるような食感に仕上がります。ジャガイモの旨みがしっかりと残る、ほかにはない味わいです。
希少品種「北海こがね」

全国に何十種類もあるジャガイモのなかから、田村さんが選んだのは希少品種「北海こがね」。流通数が非常に少なく、生産者も限られる貴重な品種です。田村さんはその「北海こがね」を生産する農家さんを探し出し、その芋だけを使っています。
米油で仕上げる、自然な味わい

揚げ油にもこだわっています。
一般的には植物油やブレンド油が使われることが多いですが、コミーダ・デ・バタタでは100%米油を採用。

クセが少なく後味が軽やかで、素材そのものの味わいを邪魔しないのが特長です。噛んだ瞬間からジャガイモ本来の風味が広がり、食べ終わったあとも油っぽさが口に残らず、すっきりとした余韻を楽しめます。
独自の低温熟成製法によって生まれる食感

食感と風味を生み出す秘密は、独自の低温熟成製法にあります。
厚くスライスしたジャガイモを低温でじっくり揚げることで、ガリッとした歯ごたえがありながら、口の中でほろほろとほどけるような独特な食感が生まれます。
噛むほどにジャガイモの旨みが広がり、フレーバーとの一体感もより豊かに感じられます。
一つ一つが手作り、職人仕上げの一枚

コミーダ・デ・バタタのポテトチップスは、職人が一枚一枚の仕上がりを確認しながら丁寧に作っています。細かな焼き色や食感の違いに気を配り、手間を惜しまず品質にこだわる姿勢が、独自の美味しさを生み出しています。

“地球の裏側まで届けたい”ポテトチップス

キッチンカーから始まったコミーダ・デ・バタタですが、現在は実店舗も構えています。
キッチンカーでは、出店を楽しみに待ってくださるお客様がいる一方で、イベントに来られない方がいらっしゃることも感じていました。店舗を構えたことで、もっと気軽にポテトチップスを楽しんでいただけるようになったことは、大きな変化だったといいます。

“Comida de Batata(コミーダ・デ・バタタ)”とはポルトガル語で「ジャガイモの食べ物」という意味。国境を越えて多くの人に食べてもらいたいという想いが込められています。
「店名の由来のとおり、地球の裏側のブラジルまで品質にこだわり抜いたポテトチップスを届けたい。一つ一つを手作りしているからこそ、贅沢な気持ちでリラックスし、幸せな時間を味わっていただけるポテトチップスを、これからも提供していきたいと考えています。」
田村さんのまっすぐな言葉からは、商品への愛情と未来への希望があふれていました。
基本データ
熊本県菊池市と熊本市内に店舗を構える「Comida de Batata(コミーダ・デ・バタタ)」。国産ジャガイモを米油で揚げた、こだわりのポテトチップス専門店。
イベントへの出店も行っています。出店情報はInstagramにて随時更新。
コミーダ・デ・バタタ公式HP:https://comidadebatata.com/
コミーダ・デ・バタタInstagram:https://www.instagram.com/comidadebatata/
