九旬

 

延岡に、うまい金柑あり。
完熟、激甘、早春の旬。

生産者: 田口ファミリーファーム 田口正幸さん(たぐちまさゆき)


農家の思い

宮崎で三代続く、もとは柿の専業農家でした。田口さんは、20代で海外に憧れオーストラリアへ単身移住。農業と飲食業を経験し、延岡へ戻る。2020年、就農15年め。

 

 

北方町の山懐に、柿園のほか金柑園、桃園、ぶどう園、いちご園と5品目の果樹園を広げます。挑戦を恐れない。地元を支える何かになりたい、と語る田口さん。延岡農業、若手のホープです。

 

 

育成方法

金柑は年4回、花が咲く。まず6月、白い小さな花をつけ、7月下旬までにそれを繰り返します。一回あたり、花の期間は約一週間。実をつけるのは、外気25度の頃。最初の着花が肝心です。一番大きな実になるからです。

 

 

8月下旬から9月、実の小さいものは間引きます。収穫は、1月末から4月上旬。ゆっくり、じっくり、ひと冬越えて完熟した金柑だけを出荷します。木の健康を第一に、畑に除草剤は使いません。

 

 

食べ方

まず採れたてを、かじる。果皮まで、丸ごと食べてください。金柑農家田口さんのおすすめは、完熟した実を冷凍して半解凍で食べる。甘さが際だち、シロップ漬けかと思うほどです。ほか、サラダにする。ヨーグルトとあわせる。砂糖と煮詰めて甘露煮にする。はちみつ漬けはスライスして漬けるだけ、喉にもやさしい。中国原産の金柑は古くから漢方薬にも使われてきました。

 

 

見分け方

田口ファミリーファームでは、金柑は完熟させて収穫します。見分け方は、ヘタ。ヘタの周りの緑がぬけて、橙色になってきたら完熟、食べごろです。金柑の皮をよく見ると、表面に粒があります。粒の色が濃く、透明感があるものを選ぶ。粒がくっきり、表面がボコボコしていたら、それはおいしい金柑です。

 

 




基本データ

年間収量約7トン、面積は3ヘクタールほど、従業員は11名です。創業当時から畑の広さは変わりません。売り上げは5倍になりました。ふだんは直売、ECで果樹を販売。電話注文も受けつけています。完熟した金柑を皮ごと煮詰めた「やわらかきんかんあめ」が人気。ドライフルーツやジャムなど、土産品にも力を入れる「きちんと丁寧」な果樹農園です。


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    宮崎・延岡「田口ファミリーファーム」
    完熟金柑 For you

    完売御礼3,240円(税込)